2014/10/28

Sweets&Bar Blue Ocean様

アロマ空間導入

アロマ空間デザイナー・アロマコンサルタント
AROMA-DIRECTION 一刈 美穂です。

毎月、お店の香りを作りに来て下さる、北九州市八幡駅前
『生パスタと手作りスイーツが人気のお店』Blue oceanさんの

濱中 篤史さんが昨日お見え下さいました。

今月の香りは。。。

当日入荷した「青みかん」の香りを早速使い、
グレープフルーツ
ペパーミント
かぼす
バジル
カルダモン
コリアンダー
ベンゾイン
合計8種類をブレンドしました。

飲食店でアロマの香り??そう思われますよね。

実はアロマ業界の中でも飲食店さまの店舗の中で
アロマ空間演出をされている例は少ないのです。

理由は、「アロマの香りはお食事の香りと合わない」と思われる方が多いから。

それは全国的にもそう。

使われてても、パウダールーム(化粧室)やお手洗いくらい。

そこを、Blue Ocean の濱中さんは常識を覆し、
あえて店舗の中で使って下さっています。

この時、私が香りを調合するのに気を付けているのは、

口に入れる物で出来ている香りを使う事。

例えば、ハーブ系(ペパーミント・ローズマリー・レモングラス・バジル・タイム等)

スパイス系(コリアンダー・カルダモン・ジンジャー・ブラックペッパー等)

もしくは、柑橘系(グレープフルーツ・レモン・オレンジ・ベルガモット・タイム等)

そしてほんの少しバニラ(もしくはバニラに似たベンゾイン)

アロマの精油を口に入れるというのではなく、

元々の植物が口に入れる用途があるかどうか?と言うお話です。
※アロマの精油は天然100%といえども、濃度が濃い為、決して口に入れてはいけません。

そして、濱中さんの使い方は、耐熱グラスに熱湯を注いでそこに2~3滴。
(時に数時間置きに1日に2回ほど)

ふんわりと、ほんわかと、香る程度です。

香りに敏感な方は気付くけど、そうでない方はあまり気付かないぐらい。

先日、面白いお話を伺いました。

お食事を召し上がる時間は、アロマの香りはほぼしないのですが、
(それは香りを調整されているから)

とあるお客様が、お食事を終えられてお帰りになられ、

数日後に来店された時

「この前、外に出たら、アロマの香りがしたんだけど、何かしてるんですか?」

と尋ねられ、お店のアロマの香りを匂って頂くと

「このにおい!」と言われた。との事。。。

つまり、鼻腔は粘着性があるので、香りが残ります。

お食事をしてる時には、気付かない程の香りが

外の風の何も香りがしなくなると、鼻腔の香りに気付かれたのです。

人間の体の不思議な構造が、一つ解明された様な気がしました。

アロマの演出方法で、濱中さんが独自に行っておられる事は、
実はもう一つあるのですが。

それは、また来月のお楽しみに。

今月も、また違う美味しそうな香りで店内が漂っています。

お近くにお越しの際は、是非「Blue Ocean」さんへ。


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