アロマ空間デザイナー・アロマコンサルタント
AROMA-DIRECTION 一刈 美穂です。
待ちに待った、熊本県阿蘇郡小国町にある小国杉の精油が完成しました。
そしてお披露目会のアロマセミナーの講師としてお呼び頂きました。
完成するまでのお話はこちらをご覧ください。
お披露目会は2016年3月23日。
春を感じる とても気持ちの良いお天気の日でした。
スミレや 菜の花 桜の蕾 など・・・。
春の花達が 小倉から小国迄の道中、そこはかとなく 咲き誇っていました。
小国に到着すると、最初に精油の蒸留所へ伺いました。
着いた瞬間から蒸された独特の香りが立ち込めます。
小国杉の香りは他の杉の香りとは少し成分が違い、
どことなく柑橘系の香りがします。
そして蒸された小国杉の香りは、不思議と、
御飯が炊けるような、豆を炊く時のような、そんな穀類の香りに似ていました。
窯で蒸され、その蒸気を冷却すると、水分と油分に分離されます。
その油分が精油です。
全く何も添加しません。
ポタッポタッ。。。
一滴・一滴がゆっくりと落ちてくるのです。
一般的に、一滴の精油に300~400の芳香分子の成分が入っており、
数千もの化学構成成分が存在する事が確認されています。
その芳香成分に心理的効果や薬理効果などの研究結果が発表されています。
また香りの分子は小さく軽いので、空気中で拡散され、蒸発するところから揮発性とも言われます。
最近流行りの、市販の柔軟剤や芳香剤、消臭剤のような車に付ける香りの商品などの強い香りの合成香料の物ではなく、
アロマの精油だから様々な効果が期待できるのです。
そんな合成香料と天然香料の効果の違いもセミナーの中でお話させて頂きました。
さて、話を戻しましょう。
精油の蒸留所を見学させて頂き、当日のセミナー会場、「小国町森林組合」さんへ。
小国杉で作られた建物は、杉の香りとしてだけでなく、景観としても温かさがあり、
杉の床材の隙間にヒールがハマってしまうものの、爪先立ちで歩けば全く問題なく、
セミナー前の緊張をフォローしてくれる優しさを感じました。
セミナーの定員は30名様。
しかし、予想を遥かに超えた40名以上の方にご参加頂きました。
参加者は町内を中心に、美容関係、宿泊業、飲食店、雑貨屋や木材関係などの他、福祉関係など多岐に渡る顔ぶれ。
立ち見くださった方や取材の方々もいらっしゃり、関心の高さが現れているように思いました。
事前情報でご参加の方の職業をお聞きし、
セミナーの内容も全ての方に向けたお話をさせて頂きました。
アロマの基本的なお話から、使い方、選び方、注意点、認知症予防、加齢臭対策。
介護施設や病院、飲食店など業種別のアロマの使い方などなど。
ご参加の男女比は3:2?男性が多かった様にお見受けしました。
お仕事帰りの方が殆どで、眠くなるかたが多いだろうな?と思っていましたが、
全くそんな方はおられず、懸命にメモを取られ耳を傾けて下さっていました。
それほど、小国への地元愛。そして小国杉の精油って何だろ?
そんな期待が溢れているような気がしました。
当日は、小国杉の精油の香りを拡散させる為にブレンド(調合)させて頂いた
小国杉ブレンド精油を皆さんにお持ち帰り頂きました。
発売は小国杉100%ピュアエッセンシャルオイル(精油)は4月から。
そして、私がブレンド(監修)させて頂いた「小国杉ブレンドエッセンシャルオイル(精油)」は追って発売されます。
2年前に、北九州市の北橋市長に「北九州の香りを作りたいんです!」とお話して、沢山の方がプロジェクトで関わり、
完成した精油。
感慨もひとしおでした。
小国杉から出来た建築物や商品。そこに香りがプラスされると森林効果(フィトンチッド)がぐんと増します。
沢山の方が小国杉の香りで笑顔に、そして深い呼吸をされる事でストレスケアになることと思います。
携わらせて頂けたことに、深く深く感謝いたします。
さぁ!これから私も小国杉の宣伝をどんどんさせて頂きます。
気になる方はお問合せお待ちしております。
小国町さん、これからもどうぞ宜しくお願いいたします(^▽^)/