AROMA-DIRECTION 一刈 美穂です。
アロマのお話をする前に・・・今回は『嗅覚』のお話し。
動物であれば自分の身を守るためのもの。敵の襲来から逃げる為。自分の縄張りを確認する為。目の前の餌が安全なものか確かめる為。大きく言うと生命を維持する為に大切な感覚が嗅覚なのです。
その嗅覚が近年、最も衰えていると言われているのをご存じでしょうか?
その理由の一つが、食べ物の賞味期限の表示。
期限があるのは、購入(保存)の目安になるため大切な事でもあります。しかし、その期限(数字)に頼ってしまったばかりに、昔であれば食べ物の傷み始めた香りや、腐ってしまった香りが今は解らない子供さんが多いと聞きました。
嗅覚に頼る必要がないのです。
必要性が無くなれば、感覚は衰えていきます。使わなければ鈍くなるのです。
ちょっと話がそれますが、
ワインのソムリエさんになる為に、大切な事の一つに『表現力』があるそうです。
その表現力を鍛えるためには、ワインの味だけでなく、実は嗅覚を鍛える事が必要になるそうです。なぜなら、味覚だけでは、表現する言葉が限られており、味のイメージを伝えるための『表現力』には、嗅覚で感じた感覚を言葉にする事が大切だそうです。
使わなければ衰える・・・
例えば、骨折をしたことはありますか?
骨折をすると、その場所は傷が治るまで動かせなくなります。傷が治り、さぁ動かそう!とした時、筋肉の衰え、細さに気づくと思います。使わなければ、徐々に衰えていくのです。
では、どうすれば衰え始めた嗅覚を鍛えることが出来るのか?
意識的に『におう』事です。今の寒い季節は少し香りが弱まります。気温・湿度が高くなると香りが感じやすくなります。(そのメカニズムはまた後日・・・)
ですが、少し大きく呼吸をして吸い込む事も必要です。(現代人は呼吸が浅くなっている方が多いと言われていますが、それも嗅覚の衰えの要因です。。その話はこちらから→☆ ・・・ニコニコ)
良い香り。だけが(におい)ではないですね。
私は、冬の香りも好きです。乾いた、キーンとした冷たい空気の香り。自然の中だと、土を踏みしめた時の土の香りや、木々を触った時の香り、葉っぱや花の香り、。
住宅地だと、どこからか食事の準備をする香りや、ごみの腐敗した香り(これは嫌な香りですね)材木屋さんの近くを通ったり、木造の建設現場等では懐かしい木の香りがしたり。。。
雨の前だと、湿気っぽい香りがしたり。意識してみると、意外と香りはしているものです。
意識するか?しないか?
忙しい毎日。自分の感覚には気づきにくくなっているのものです。自分の体の感覚に意識してみる。これも大切な事。少し、ニオイ。香りに意識してみて下さい。
色んな感覚が動き始めますよ。

