西日本リビングコラム「アロマ日和③」
アロマ空間デザイナー・アロマコンサルタント「AROMA-DIRECTION」 一刈 美穂です。
日中はまだまだ猛暑!
しかし、朝夕に夏の終わりを少しづつ感じるこの頃です。
Vol3.はアロマで虫よけ&虫に刺された時のアロマをご紹介します。
数年前から虫よけにアロマスプレーを使われる方も増えてきましたが、今回は虫に刺された時にお勧めのアロマ(精油)についてもお伝えします。
先ずは虫よけアロマについて。
市販の虫よけスプレーは強めの化学薬品の使用により、独特な臭いが苦手な方、肌が敏感な方、子供さんへの使用を敬遠される方から《アロマを使った虫よけスプレー》のご相談が増えてきました。
なぜ、アロマが虫よけに効果があるのでしょう?
植物は害虫などから身を守るために、虫が嫌がる成分を生成する忌避効果があると言われています。
それを利用したのがアロマによる虫除けです。
植物により避けたい害虫が違う為、虫によっても忌避効果のあるアロマは異なります。
今回は「蚊」を寄せ付けないアロマをご紹介します。
蚊が苦手なアロマ(精油)6種類
①ユーカリレモン(ユーカリ・シトリオドラ)
②ゼラニウム
③シトロネラ
④レモングラス
⑤ペパーミント
⑥ラベンダー
〈虫よけアロマスプレーの作り方〉
アロマスプレーの材料
・無水エタノール5ml
・お好みの精油 合計10滴(例:ユーカリレモン3滴+ゼラニウム3滴+ペパーミント2滴+ラベンダー2滴)
・精製水 45ml
アロマスプレー手順
1.スプレー容器に、無水エタノール→エッセンシャルオイル→精製水の順に入れて完成です。
2.その都度、よくかき混ぜましょう。
〈アロマスプレーの用途〉
洋服や、網戸、室内にスプレー出来ます。
子供さんの為に、キッチンペーパー等に噴霧し、ベビーカーやベビーベッドの周りに吊り下げるのもおすすめです。
大人の方で敏感肌でない方には直接肌にスプレーも出来ます。
※汗や、時間の経過で虫よけの効果は薄くなります。日に1度だけでなくこまめに噴霧しましょう。
※防腐剤が入っていない為、水が腐敗しないように、2週間を目安に使い切りましょう。
※精油は植物から抽出された油分の為、精製水に完全には溶けません(表面にオイルが浮いた状態です)使用前に必ず軽く振って下さい。
※精油は1種類だけでなく、3種類ほど混ぜると効果的です。
※殺虫効果ではありません。虫を寄せ付けない穏やかな防虫効果としてご使用ください
<使用上の注意>
※体調によっては皮膚刺激を感じる場合があります。すぐに大量の水で洗い流し、使用を中止して下さい。
※3歳未満の乳幼児・ペットには使用しないでください。
※台所等、火気のあるところで使う時には注意しましょう。
そして知らぬ間に蚊に刺されてしまったら・・・
殺菌・消毒効果のあるアロマ(精油)を加えたワセリンクリームを患部に塗って炎症を和らげましょう。
炎症を抑えるアロマ(精油)5種類
①ゼラニウム ・・・・・ 殺菌・消毒の働きで痛みを和らげる
②ティートリー ・・・・ 殺菌・消毒の働きで炎症を抑える
③フランキンセンス ・・ 傷の治りを早める
④ラベンダー ・・・・・ 殺菌・消毒の働きで炎症やかゆみを抑える
⑤カモミール ・・・・・ かゆみや腫れを和らげる
〈手軽にできる虫に刺された時のクリームの作り方〉
クリーム材料
ワセリン10g
お好みの精油 5~10滴
クリーム手順
ワセリンに精油を入れよく混ぜると完成です。
※1ヵ月を目安に使い切りましょう。
虫刺されの跡は秋になっても残りやすいものです。
アロマの優しい効果で早めに痒みがなくなるといいですね。
【精油を安全に使われる為にまもっていただきたい10の注意点】
①精油は、少量でも皮膚に刺激を与える可能性があります。精油の原液を直接肌に塗らない・付けないように気を付けて下さい。また、必ず使用量を守ってください
②精油を決して飲まないように。誤飲は大量の水を飲みましょう。
③刺激を感じたら、使用を中止しましょう。また、目の周りや皮膚の弱い所の使用は控えて下さい。
④3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外精油は使わないように。
3歳以上8歳未満のお子さんも、大人の使用量の1/2程度までを限度として使用しましょう。
⑤火気に注意。精油は濃度が高く、引火する可能性があります。台所の使用には十分に注意。
⑥妊産婦やお年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上ご使用ください。
妊娠初期から安定期に入るまでは使用してはいけない精油
ゼラニウム、ラベンダー、カモマイル、メリッサ(レモンバーム),パルマローザ、ユーカリ
妊娠中使用してはいけない精油
クラリセージ、ペパーミント、スペアミント、マージョラム、サイプレス、ジュニパー、
スウィートフェンネル、バジル、パセリ、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、シダーウッド、 ミルラ(没薬)、レモングラス、セージ、ヒソップ、ペニーロイヤル、タイム、ベイリーフ(ローレル)、
⑦生理の重い人は避けたほうがよい精油
クラリセージ、ミルラ(没薬)、セージ、バジル、ジュニパー、フェンネル、ローズマリー
⑧高血圧の方の注意
ローズマリー・タイム・セージ・ペパーミント・バジル・グレープフルーツの使用は避けましょう。
⑨光感作作用(光毒性)のある精油の注意点。
果皮から採れる精油は日光に当たると日焼け、しみの原因になる場合があります。
⑩保存方法と使用期限・扱い方・購入の際の注意点。特に湿度が高い浴室や直射日光を避け、キャップをしっかり閉め風通しの良い冷暗所にて。15度~20度の場所が理想。真夏だけは、密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。
使用期限は開封後1年。圧搾法で抽出した柑橘系は半年が目安です。
お子さんやペットの手の届かない場所に保管してください。茶か青の遮光ビンに入った精油を、静かに傾け雫が落ちる様に使いましょう。
購入の際は《エッセンシャルオイル》《精油》など植物100%表示の物をアロマ専門店で、お好みの香りを、少量からお買い求め下さい。
《8月9月AROMA-DIRECTIONのアロマセミナー*イベント》
8/19(金)10:00~12:00「暑い毎日をアロマで快適生活全3回①」徳力地域交流センター
8/26(金)10:00~12:00「暑い毎日をアロマで快適生活全3回②」徳力地域交流センター
8/26(金)15:30~16:00「北九州ゆめみらいワーク」アロマ講演会/西日本総合展示場
8/30(火)10:00~「体の中から整える~『認知予防のアロマ』企救丘市民センター
9/2(金)10:00~12:00「暑い毎日をアロマで快適生活全3回③」徳力地域交流センター
9/9(金)10:00~18:00 「小倉井筒屋逸品会(井華会)アロマワークショップ 小倉井筒屋
9/13(火)昼の部14:00~15:30/夜の部19:00~20:30「乾燥した髪に。さらさらヘアオイル&シャンプー&トリートメント」秘密基地
9/21(水)19:00~21:00「アロマ基本のキ初級編全3回③」秘密基地
9/28(水)13:30~14:10「女性の為の市民建築大学~もしもの時のアロマ使用法セミナー」ウェルとばた
《8月9月メディア出演予定》
8/23(火)15:00~16:00「一刈美穂のWakuWakuな時間」エアーステーションひびきFM88.2ラジオパーソナリティー
9/27(火)15:00~16:00「一刈美穂のWakuWakuな時間」エアーステーションひびきFM88.2ラジオパーソナリティー
西日本リビング新聞社さまでへアロマコラム連載中
http://home.livingfk.com/content/aroma/259